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眼帯の野望〜蒼天録〜第1話
眼帯の野望〜蒼天録〜第2話
眼帯の野望〜蒼天録〜第3話
眼帯の野望〜蒼天録〜第4話
眼帯の野望〜蒼天録〜第5話
眼帯の野望〜蒼天録〜第6話
眼帯の野望〜蒼天録〜第7話
眼帯の野望〜蒼天録〜第8話
眼帯の野望〜蒼天録〜第9話

眼帯の野望〜蒼天録〜第6話



「ここか・・・」

張遼は第四話で、太史慈に手紙で呼び出され呉に潜入していた。
しかしどうやって太史慈に会ってよいものか分からない。


「仕方ない、強行突破とするか・・・」

我ながらむちゃくちゃな発想である。
とは思ったが、一刻を争う事態かも知れない、迷っている暇はない。
騒ぎが大きくなったらひとまず、隠れてほとぼりが冷めるのを待とう・・・

さながらアカデミー賞受賞のアニメ映画並であった。


「よし・・・!」

「待て!!」


(――――ビックウウ!!!)


「問答無用!」

「待てと言っておろう・・・」

「何者?見かけない顔だが・・・」

「アホか、それはこっちの台詞だ。ここが何処だか分かっているのか?」

(ここは、呉の城下・・・見かけない顔はわしの方だよね・・・☆)

「お主、儂を知っておるのか?」

「ああ、その顔は一度見たら忘れねぇよ!この、鎌ヒゲ野郎!!」

「なんだとっ!!」


―――ボグシャー!!


(あっ・・・!)

なんと、張遼は相手の挑発に乗りまんまと鳩尾に一発くらってしまった。


(儂としたことが・・・)

「ふっ、他愛もない奴。本当にバカだな!!合肥での借りを返してやるぜ・・・」

(合肥・・・だと・・・?)

「お前・・・もしや・・・」

「俺が周泰様だ、覚えておけ!」

(こいつ・・・)

「うっ・・・・」


そこで張遼は意識を失ってしまっ・・・・


「このオッサン本当にバカだな。あんな手紙読んでノコノコ出てくるかよフツー。
ああめんどくせぇ・・・ 何でこんな奴に負けちまったのかねぇ、俺様!!」

(こいつ・・・クソ、ムカツク・・・・絶対殺す・・・絶対ころ・・・・)


張遼は意識を失った。




―――――――




ボカッ!

ガスッ!


「いつまで寝てんだ、オッサン!!」


―――ザバー!!

周泰は桶一杯の水を張遼にぶっかけた。


「・・・・・っ・・・・」

「やっと、お目覚めか!手間かけさせやがって・・・」

「・・・くそ・・・・周・・・・泰」

張遼はいつの間にか城内のどこかの部屋に運ばれ、
手を後ろにして結ばれ、天井からつり下げられていた。
さらに、着物は上半身脱がされている。
さながら拷問スタイルであった。


「陸遜様!オッサン起きたぜー!」


(陸遜・・・だと?)


「こんにちは。僕のこと覚えてます?」

「・・・・・」

「何とか言えよオッサン!」


ガスッ!!


「う・・・な、なんの・・つもりだ、陸遜!!」

「とぼけられちゃ困りますよ・・・」

「何?!」

「太史慈と密通していたくせに!・・・周泰!!」


ボカッ!

ガスッ!

「・・・・・っ!!陸遜・・・!!」

「いいですよ、もっと苦しんで下さいね。僕はそういうの大好きなんです。」

「るせぇ・・・やめろ、陸遜・・・俺は太史慈と密通など・・・」

「純愛・・・とでも言いたいんですか?そんなことが許されると?
 はっはっは、やっぱりおじ様の考えていることは分からないなぁ・・・」

(おじさまだとおおぉぉぉ!!この、クソがきゃぁ・・・!!
 この縄さえなければお前なんかけちょんけちょんにしてやるものを・・・!!)

「少なくとも、罰は受けなくてはなりませんよ。
殿には秘密にしておいてあげますからね☆」

「縄をとけ!!」

「周泰!」


ドカッ!!

ガスッ!!


「・・・うぅ・・・」


ボグシャー!!


「ぐぁ・・・っ」


「・・・・ふふふ、顔はやっちゃだめですよ、周泰」


ボカ!

ガス!

「くっ・・・・」

「はぐあぁ・・・っ!」

「はぁ・・・いい顔ですね。僕は貴方が憎いわけではないのですよ、
ただちょっとお仕置きをね☆」


(こんの、変態ガキャぁ・・・!!でも、痛てー・・・・クソ、周泰がらぁっ!!)


「はぁっ・・・・は・・・っ・・・陸遜・・今に見ていろよ・・・」

「もっと、怒って下さいよ・・・張遼さん」


(うぎゃああああ!コイツには話が通じねぇ!!依るなっ!依るなっ!!)


「なぁ、陸遜様ぁ・・・」

「何だ周泰?」

「俺もう、めんどくせーよ。あとは、陸遜様やってくれよ。俺、眠みーし」


(眠みーしって、クソ周泰!最後までナメくさっとるあ、コイツ・・・・!!!)


「ん、いいぞ、周泰。」

「おう、また今度・・・な」


「をい!鎌ヒゲオヤジ!!」

(パワーアップしとる・・・)

「周泰・・・覚えておけよ・・・」

「陸遜様がいなかったらお前、俺がやってるところだ感謝しろよ!!」


周泰は部屋から出ていった。


(ん・・・何をやるのかな?殺るのかな?犯るのかな・・・?
 うわあああ!わし、何を考えとんじゃー!!)

「さて、周泰も帰ったことだし。僕が一晩中おつきあいしますね☆」

「陸遜・・・何のために・・・」

「ん?何を言っているか聞こえませんが。あ、そうそう。
僕、腕力がないんでコレ使わせて貰いますね☆」

「へっ・・・?」

陸遜の手にあったのはどう見ても、どっから見ても鞭であった。


(お前、何者だよ?チキショー!)

「じゃ、第二回戦行きますよ☆・・・・はっ!!」


ひゅん・・・ビシッ!

ひゅん・・・バスッ!

「ぐあぁ・・・っ」

「もっと、苦しんで下さいよ、やりがいがないでしょう?張遼さん☆」

「このガキャぁ・・・」

「え?なんて言いましたか?
今、聞いたらいけない事聞いちゃったような気がするんですけどー
 ”ガキ”って言いませんでしたぁ?言いましたよねぇ・・・?」

「クソガキが!!儂をなめおって、ただでは済まさんぞ!!!」

「・・・ふふ、ガキ・・・ですか。僕、その言葉言われるの凄く嫌いなんですよね!!」


ひゅん・・・ビシッ!!

ひゅん・・・バシっ!!


「うっ・・・っ!」

「あ〜あ、綺麗な白い肌が赤く腫れてきちゃいましたねー
太史慈殿になんて言うのかな?ははは!」

陸遜の指が張遼の胸元をなぞる。
みみず腫れが微動する。

「っ・・・・」

(おのれええぇえぇ・・・陸遜・・・この借りは必ず・・・かえす・・ぞ・・)

「あれ?もう、気を失っちゃうんですか?そこまで、歳でしたっけ?
 ダメですよ、まだ始まったばっかりなんだから・・・☆」

(クソガキぃぃ〜・・・・)


「やめろ、陸遜!」

「・・・ん?・・・呂蒙!」

「陸遜、なにやってんだお前・・・はっ・・お前は、張遼じゃねぇか!」

「呂蒙、邪魔しないでよ!」

「陸遜、離してやれ!」

「なんで・・・」

「早くしねぇか!!」

「っ・・・!」


―――――

張遼は縄を解かれ、床に倒れ込んだ。

「おい、張遼殿、大丈夫か?」

「・・・呂蒙、いいじゃない。この人、太史慈と・・・」

「うるさい!お前はどうなんだ?・・・アイツに言ってもいいのか?」

「(ビクッ・・・)」

「殿にはいわんから、二度とこんな事するんじゃねぇ!」

「う・・・うん」

陸遜は、少し涙目になっている。

「早く行け」

何も言わず、部屋から出ていった。



――――

「張遼殿、張遼殿」

「ああ・・・」

「張遼殿、大丈夫ですかな?」

「ああ・・呂蒙殿・・・なんとか・・・ただ」

「ただ?」

「あの、クソガキに仕返したいのだが・・・あと、周泰にも・・・」

「お待ちなさい、ひとまず、私の部屋へ・・・」


呂蒙は自分の着ていた着物を脱いで張遼にかぶせると、
張遼の腕を取り、自分の肩にのせた。


「さぁ、行きましょう・・・」

「呂蒙殿・・かたじけない・・・」





―続―