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眼帯の野望〜蒼天録〜第1話
眼帯の野望〜蒼天録〜第2話
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眼帯の野望〜蒼天録〜第9話

眼帯の野望〜蒼天録〜第8話



「うおしっ!」


第五話で夏候淵にいい知恵を仕込まれた夏候惇は
その後、三日間チャンスをうかがっていた。
今日はたまたま非番な上に、
殿もお帰りであるということで今日決行とすることにした。

作戦は至って簡単、

酒を飲ませて酔った勢いで・・・

というわけである。
さながら小学生レベルな作戦ではあるがしかし彼にとっては精一杯の作戦であった。
さらに初めてのアピールである。

(最初は肝心という・・・今日はなんとしてでもいい感じに終わらなくては!!)

夏候惇はいい酒を持って殿の自室に向かった。

部屋に入ろうとしたとき、中から女中が何人か出てきた。

「夏候惇様・・・」

「殿はいるか?」

「ええ、いらっしゃいますよ。どうなさったのですか?」

「いや、別に・・・その」

「あら、お酒ですか?これから晩酌でも?私たちおつきあいしましょうか?」

「いや、よいのだ・・・」

「うふふ、お二人で飲まれるんですの?変わったお方・・・」

女中は去っていった。

(さて、気を取り直して出陣だ!)

夏候惇はひとまず、扉を叩いてみる。

こん・・・こん・・・

返事はない。

(まぁ、昔はこんな事しなくても入れたんだから入るか!)

夏候惇は扉を開け、部屋の奥へと歩いていった。
すると、曹操は寝台の上で寝っ転がっている。

「あら・・・寝ているのか?孟徳・・・」


曹操はこれ以上ないほど気持ちよさそうに寝ている。
夏候惇は盗み見て思った・・・

(お・・俺には、こんなに気持ちよさそうな
孟徳の眠りを覚ますことはできん・・・!!)


あんなに、気合いを入れて出陣したものの士気はすぐに萎えてしまった。
夏候惇は暫く寝顔を盗み見ていたがふと、悪い考えに襲われた。


(ぐっすり眠ってやがる・・・キス・・しても気づかねぇよなぁ・・・?)


夏候惇は自分たち二人だけしかいないことを分かっていながら部屋を見回し、
さらに耳を澄ませて外に誰もいないことを確認すると、
ゆっくり膝を折って曹操の顔に近づいた。


くぅー・・・くぅー・・・


かすかな寝息が聞こえる。

それだけで夏候惇は興奮してしまった。

(うをーー! 孟徳のばかやろー! 起きやがれちきしょう! 
襲うぞこら! かわいい顔して寝てからに!!)

夏候惇は息を殺して、じりっ・・・じりっ・・・と曹操に近づく、


「うん・・・うう」

(はうっ!!)

その時、運悪く曹操は寝返りを打った。

(こんな事はよくあるさ・・・)


・・・サラサラっ


夏候惇は気を取り直し、念のため寝台のカーテンを閉めた。

ぱっと、振り向いた時、曹操と目があった。
曹操はすでに起きあがって夏候惇の行動を凝視していた。

「・・・いっ!!!?」

「お前、何をしている・・・」

「いや、いああ・・・」

「まさか、寝込みを襲いに来たのではあるまいな?」

「ぶはっ!!」

「一国の主の寝室に無断で入るとは何事か、無礼者が!」


(んなぁあ・・・・そんな言い方しなくてもなぁ、孟徳う)
夏候惇は不意をつかれてしょぼんとなった。

「をい、酒をつげ!」

「あ?」

「酒を飲みに来たのであろうが、」

「あ・・ああ」

夏候惇は持ってきた酒をついで、曹操に渡す。

「お前との酒も久しぶりだな・・・惇」

「孟徳」

曹操はぐいっと一気に飲み干し次を催促する。
酒のペースはむちゃくちゃ速かった。

「お前なぁ、酒持ってきたんなら起こせよ・・・」

「いえっ?!」

「なんだその顔は?お前が持ってきたんなら眠たくとも起きてやるよ」

「ああ、ありがとう・・・」

(よかった・・・キスしようとしたことバレてねぇみたい)

「ほれ、飲め」


ぐびっ ぐびっ

「ふああ、の、飲み過ぎじゃないか?孟徳」

「まだまだだろ、お前も飲め」

夏候惇はそのまま曹操のペースで飲まされ続けた。


――――


(をいをい、まずいぞ俺!このままじゃ、孟徳を襲う前に俺が倒れちまう!)


「うあぁ・・・孟徳・・もう、目が見え・・ん」

「だめだのう、お前は昔から」

「なんだとぉ・・・っく」

夏候惇は(自分の)酔いに任せて曹操を押し倒した。

「ん、なんだ惇?」

「ごらぁ、孟徳・・・お前ってやつあぁ」

「をい、正気になれアホ。お前が酒持ってきたんだろうが!!」

「うう・・むうう」

「ふっ、酔ったか。わしが頂いてもいいのか?惇」

「ああ・・・もうとく・・・う」

「お前から誘ったとみなすぞ?後で後悔しても知らんぞ?」

曹操は夏候惇の身体を押し上げ、今度は自分が上になった。
夏候惇はなかば泥酔状態で何が起こったのか分かっていない。


――どさっ


「くあっ!・・・なんら、孟徳は?」

「ここにおる、ここにおる」

返事をしながら夏候惇の着物を剥がしていく。

「うえっ?・・・あれ?・・・・」

「ここにおる、ここにおる」

「孟徳?・・・うあ・・っ」

曹操は抵抗力を失った惇の身体を弄び始めた。
惇の一番感じやすい場所を愛撫してやる。

「はっ・・・な、なんで・・」

「お主が誘ったのだろう?」

「い・・やめてくれっ・・・・」

「んー?ここはもっとやって欲しいと言っているがなぁ?」


(うおおお・・・俺、何してんだぁ! 
曹操を襲うつもりが、返り討ちにあってる!!
 で・・・でも、感激かも・・・気持ちいいし・・・
でも、でも・・・うわーん!!)


惇は必死で曹操の上着を脱がそうともがく。

(っと、とにかく・・・何かしなければ、このままこいつのペースに!!)


「を、惇、やってくれるのか?」

「いえぁ・・・あっ・・はぅう!・・・もうと・・・・っ・・」

「ここか?」

「あうぅ・・・」

曹操は惇の耳を嘗めながらなおも愛撫を続ける、
惇は酔いもあってすでに、抵抗ができなくなっていた。
ただ、曹操の背中に爪をたてることしか・・・

「惇よ、お前も見ぬ間に成長しているなぁ(笑)」

「・・・っなにをっ!?」

「もう、こんなだぞ」

夏候惇は赤面しながら首をそらした。

「なもん、知るかっ」

「惇、お前もかわいがってやらねばな・・・」

「お・・・おまえへも?・・・あああっ!!」


と、気を抜いた瞬間に果ててしまった。

(曹操・・・お前もって・・・何・・・?)


ついでに、そのまま気を失ってしまった。



―――――

翌朝。


「はっ!!」

目を覚ました夏候惇。

が、曹操はいない。

それも当然、ここは自分の部屋だ。


―ガチャ


「夏候惇様、お目覚めですか?・・・これをどうぞ」

「なんだこれは?」

「酔いさましです」

「昨晩・・一体」

「昨晩曹操様のお部屋で泥酔なさったので、
私たちがこちらまで運んで参ったのです」

「で・・・・殿は?」

「はぁ、少々ご機嫌が悪うございましたが、
今日は朝からでかけてらっしゃいます」


ピキィッ
(何いい・・・・!!!)

「か、夏候惇様、どうされました?」



「お、お、俺は・・・三国一のお馬鹿さんだーーーーー!!!」

「夏候惇様っ!?」


夏候惇はそのまま再び気絶し、三日三晩目を覚まさなかったという。


―――――

その頃。


――パチッ

「ぐあっ、曹操殿、儂の負けじゃ・・」

「ああ、気が晴れぬ!!」


曹操は劉備と囲碁勝負していた。


「曹操殿、そちらも大変だのう」

「ああ、せっっっっっかく部屋に来てくれたのに、あんのアホは!!」

「こっちもな、なかなか素直でなくて困るよ」

「お互い大変だな」



眼帯の野望やいかに・・・・?







―続―